オンデック(7360)の株主優待は300株で電子ギフト1万円相当、1,000株なら5万円相当|初めての優待は11月末から、無配で発表後に株価は約4割高

会社を譲りたい人と買いたい人の間に立つ、中小企業のM&Aの仲介の会社。オンデック(7360・東証グロース)は、大阪を拠点に、中小企業の事業承継などのM&Aを支援しています。2020年12月に上場し、決算は11月です。

2026年10月15日に、会社として初めての株主優待を新設しました。毎年11月末に300株以上を持つ株主に、各種の電子マネーやポイントと交換できる電子ギフトを、1万円相当(1,000株以上なら5万円相当)贈ります。初回は2026年11月末です。発表のあと株価は2日続けてストップ高になり、10月19日の終値は861円で、300株は25.83万円です。配当は0円(無配)の予想です。

この記事では、優待の中身と条件、業績と配当、そして「この優待は続きそうか」を整理します。私はまだ保有しておらず、買うかどうか検討している立場です。

優待の内容

保有株数 優待(年1回・11月末)
300株〜499株 電子ギフト 1万円相当
500株〜999株 電子ギフト 2万円相当
1,000株以上 電子ギフト 5万円相当
  • 基準日は年1回、11月30日です。初回は2026年11月末の分です
  • 電子ギフトは1ポイント1円相当で、各種の電子マネーやポイントと交換できます。交換できる先は、届く案内で確かめたいところです
  • 発表の内容には、保有期間の条件は書かれていません。基準日の名簿に300株以上で載っていれば、対象になります
  • 基準日から3か月以内をめどに贈る予定で、初回は2027年2月ごろまでに届く見込みです
  • 会社は、1年かぎりではなく毎年続ける予定としています。一方で、業績や財政状態、株主の構成などを考えて内容を変えたりやめたりするときは、すぐに知らせるとしています
  • 新設の理由は、株主への感謝と「株主還元の第一歩」で、株式の投資の魅力を高めるためとしています

株数ごとの利回り

株数 金額 優待(年1回) 優待利回り 発表前の株価なら
300株 25.83万円 1万円相当 約3.87% 約5.46%
500株 43.05万円 2万円相当 約4.65% 約6.55%
1,000株 86.1万円 5万円相当 約5.81% 約8.18%

※金額と利回りは2026年10月19日の終値(861円、株探)で計算しています。右の列は、発表前の10月15日の終値(611円)で計算した値です。電子ギフトは相当額で計算しています。配当はありません(無配)。

最も効率がよいのは1,000株で、1株あたりにすると、300株は約33円、500株は40円、1,000株は50円です。999株までは2万円相当なので、1,000株に届くかどうかで優待が2.5倍に変わります。

注意したいのは、株価が上がるほど利回りが下がることです。発表前の株価なら1,000株で約8.18%でしたが、10月19日の終値では約5.81%まで下がりました。10月19日の夜間取引(PTS)では1,100円台で取引されていて、1,180円なら1,000株は118万円、利回りは約4.24%です。買う前に、その時点の株価で計算し直したいところです。

業績と配当

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2022年11月期 13.39億円 2.13億円 2.13億円 1.51億円
2023年11月期 8.26億円 −2.00億円 −1.99億円 −1.52億円
2024年11月期 16.65億円 3.67億円 3.67億円 2.39億円
2025年11月期 8.64億円 −2.21億円 −2.19億円 −1.51億円
2026年11月期(会社予想) 16.30億円 1.94億円 1.97億円 1.31億円

※決算期は11月です。2024年11月期までは単体、2025年11月期からは連結の数字です。

利益は、黒字と赤字が1年ごとに入れ替わっています。M&Aの仲介は案件がまとまったときに報酬が入るので、成約の時期によって売上と利益が大きく振れやすい形です(推定)。前期は、2025年10月の第3四半期の発表では経常利益2.21億円の予想を据え置いていましたが、決算期末の直前の11月18日に2.10億円の赤字の予想へ大きく引き下げ、実際も2.19億円の赤字でした。

今期は、第3四半期まで(2025年12月〜2026年8月)の売上高が11.49億円で前年同期の約2倍、経常利益は2.28億円で、通期の予想(1.97億円)をすでに上回りました。6〜8月の3か月だけで経常利益は約3.3億円です。会社は通期の予想を変えていないので、そのままだと残りの9〜11月は経常損益が0.31億円の赤字になる計算です(株探の試算)。

配当は、上場してから0円が続いていて、今期も0円の予想です。自己資本比率は約82%(前期末)で、借入に頼らない財務です。PERは約17倍、PBRは約2.0倍です(株探、10月19日)。

この優待は続きそうか

優待の重さ(推定):1,000株で5万円相当は、1株あたり50円で、今期の1株利益の予想(50.1円)とほぼ同じです。発行済株式数(約286万株)がすべて1,000株ずつの株主に分かれていたとすると、優待は年1.4億円ほどになり、今期の経常利益の予想(1.97億円)の約7割にあたります。実際には大株主が1人で多くの株を持つので、ここまで大きくはなりません。ただ、発表をきっかけに300株〜1,000株を持つ個人の株主が増えるほど、負担は増えていきます。たとえば対象の株主が1,000人で平均2万円なら2,000万円で、経常利益の予想の約1割です(株主の数は、ここでは確かめていません)。

変更の歴史:2026年10月に始めたばかりで、会社として初めての優待です。会社は毎年続ける予定とする一方で、業績や財政状態、株主の構成などによって内容を変えたりやめたりする場合があるとしています。

配当の歴史:上場してから無配が続いていて、会社は今回の優待を「株主還元の第一歩」としています。

まとめると、自己資本比率が約82%と財務は厚く、すぐに続けられなくなる形ではありません。ただ、利益は年ごとに大きく振れ、赤字の年もあります。株主が増えて優待の負担が重くなったところで赤字の年が来ると、内容が見直される可能性もあると見ています(推定)。

同じ業種の銘柄と比べると

このブログで取り上げたサービス業の銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
オンデック(7360) 300株 25.83万円 約3.87% なし(無配)
キャリアリンク(6070) 100株 25.75万円 約0.19% 約4.7%
武蔵野興業(9635) 100株 25.92万円 使い方で変わる なし(無配)
名南M&A(7076) 300株(3年未満) 26.13万円 約5.74% 約1%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、オンデックが約3.9%で、利回りを比べられる3社の中で3番目です。最も高いのは名南M&A(約6.7%)です。オンデックは配当がないため、利回りはすべて優待によるもので、優待が見直されると株主への還元がなくなる形です。

同じような優待がもらえる銘柄と比べると

オンデックと同じように、デジタルギフトがもらえる銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。表の銘柄名から、それぞれの記事を読めます。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
オンデック(7360) 300株 25.83万円 約3.87% なし(無配)
学究社(9769) 100株(1年以上) 25.34万円 約0.39% 約5.01%
揚羽(9330) 300株(半年以上) 26.4万円 約6.06% なし(無配)
ビーアンドピー(7804) 100株(半年以上) 25.1万円 約0.40% 約3.47%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、オンデックが約3.9%で、表の4社の中で3番目です。最も高いのは揚羽(約6.1%)です。オンデックは配当がないため、利回りはすべて優待によるもので、優待が見直されると株主への還元がなくなる形です。

11月26日までに買うと

初回の基準日は2026年11月末(11月30日)で、権利付最終日は2026年11月26日(木)です。保有期間の条件はないので、この日までに300株以上を買って11月末の名簿に載れば、初回の優待の対象になります。届くのは、基準日から3か月以内をめどとされているので、2027年2月ごろまでの見込みです。

ただ、発表のあと株価は大きく上がっています。権利が確定したあと(権利落ち)は株価が下がることも多いので、買う値段には気をつけたいところです(推定)。

これからの予定

オンデックの、これからの主な予定をまとめました(2026年10月時点)。

時期 予定
2026年11月26日(木) 権利付最終日(初回の基準日)
2026年11月30日(月) 基準日(初回)
2027年1月中旬 通期決算の発表(見込み。前期は1月13日)
2027年2月ごろまで 初回の電子ギフトが届く見込み(基準日から3か月以内が目安)

※予定は変わることがあるので、会社の発表で確かめてください。

優待の受け取り方・使い方のコツ

オンデックの優待を受け取るときと、使うときのポイントをまとめました。

  • 電子ギフトは、各種の電子マネーやポイントと交換して使う形です。受け取り方と交換の期限を、届いた案内で確かめておきましょう。
  • ふだん使っている電子マネーやポイントがあれば、交換先にできるかを先に確かめておくと、使い切りやすくなります。
  • 区切りは300株・500株・1,000株です。999株までは2万円相当なので、1,000株を目指すときは、株数の数え間違いに気をつけましょう。
  • 保有期間の条件はありませんが、11月末の名簿に載る必要があります。権利付最終日の11月26日(木)までに買っておきましょう。
  • 案内は、証券会社に登録している住所に届きます。引っ越したときは、早めに証券会社で住所を変えておきましょう。

※使い方は一般的な例です。くわしくは、優待に同封される案内や会社の発表で確かめてください。

この銘柄が向いている人・向いていない人

ここまでの内容をもとに、オンデックの優待が向いている人と、向いていない人をまとめました。

向いている人

  • 電子マネーやポイントをふだん使う人
  • 1,000株を持てる資金があり、優待の利回りを重視する人(1,000株で約5.81%)
  • 保有期間の条件なしで、初回から優待を受け取りたい人

向いていない人

  • 配当を受け取りたい人(上場から無配が続いています)
  • 業績の振れが大きい銘柄を避けたい人(利益は年ごとに黒字と赤字が入れ替わっています)
  • 急に上がった株価で買うのが不安な人(発表後に2日続けてストップ高になりました)

※このブログの見立てです。最終的な判断は、ご自身の考えや資金の状況にあわせてお願いします。

よくある質問

Q. オンデックの株主優待は、何株から受け取れますか?

A. 300株以上を持つと受け取れます。300株の金額は約25.83万円です(2026年10月19日の終値で計算)。

Q. 優待は、いつまでに買えば受け取れますか?

A. 初回の基準日は2026年11月末で、権利付最終日は2026年11月26日(木)です。保有期間の条件はありません。

Q. 優待は、いつ届きますか?

A. 基準日から3か月以内をめどに贈る予定なので、初回は2027年2月ごろまでに届く見込みです。

Q. 配当は、いくらですか?

A. 上場してから配当は0円が続いていて、今期も0円の予想です。

Q. 優待がなくなる心配はありませんか?

A. 将来の優待を約束するものではありませんが、自己資本比率が約82%と財務は厚く、すぐに続けられなくなる形ではないと見ています。ただ、利益の振れが大きく、赤字の年に見直される可能性もあります(推定)。くわしくは「この優待は続きそうか」の章で整理しています。

あわせて読みたい

中小企業のM&Aを支援する会社の優待は、名南M&A(7076)の株主優待でも書いています。2025年に新設した優待で、オンデックと同じく300株から受け取れます。無配のまま優待を出しているフロンティア・マネジメント(7038)の株主優待もあわせてどうぞ。

同じ2026年10月に優待を新設・導入した会社は、新都ホールディングス(2776)の株主優待とASNOVA Companies(640A)の株主優待で書いています。

優待を新設した会社に共通していたことは、2026年に株主優待を新設・拡充した会社に共通していたことで、権利落ちの日の株価の下がり方は、権利落ち日に株価はどれだけ下がったかで整理しています。

まとめ

  • オンデックは2026年10月15日に初めての優待を新設し、毎年11月末に300株以上で電子ギフト1万円相当(500株以上は2万円相当、1,000株以上は5万円相当)
  • 初回は2026年11月末で、保有期間の条件はなく、権利付最終日は11月26日(木)
  • 株価は発表後に2日続けてストップ高になり、10月19日の終値で優待利回りは300株で約3.87%、1,000株で約5.81%
  • 配当は上場から0円で、利回りはすべて優待の分
  • 利益は年ごとに黒字と赤字が入れ替わり、今期は第3四半期までで通期の予想を超えた

オンデックは、中小企業のM&Aを支える会社が、初めての株主還元として電子ギフトの優待を始めた銘柄です。1,000株の優待は1株あたりの利益に近い大きさで、業績の振れも大きいので、株価の動きと次の決算(2027年1月ごろ)を確かめながら考えたい銘柄です。

※この記事は公開情報をもとに整理したもので、投資を勧めるものではありません。株価は2026年10月19日の終値で、日々変わります。優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の発表をご確認ください。

出典

  • オンデック「株主優待制度の導入(新設)に関するお知らせ」(2026年10月15日:対象、内容、贈る時期、毎年続ける方針、目的)、日本経済新聞(優待の内容)、ダイヤモンド・ザイ(発表の時刻、発表前の株価)
  • 株探(第3四半期の決算と株探の試算、業績の推移、今期の予想、10月19日までの株価、PER・PBR、発行済株式数)、松井証券(株探ニュース:ストップ高)、Yahoo!ファイナンス(決算短信の要約、夜間PTS)、IR BANK(前期の予想の修正の経過)
  • マネックス証券 銘柄スカウター(事業の内容、自己資本比率、配当の推移)、トレーダーズ・ウェブ(上場日)

ASNOVA Companies(640A)の株主優待は2027年3月に新しい形に、1,000株・1年以上で5,000円相当のギフト|持株会社に移って優待を見直し、今から買うと2028年3月から

建設の現場で使う足場を貸す会社のグループ。ASNOVA Companies(640A・東証グロース、名証ネクスト)は、くさび式足場のレンタルと販売を行うASNOVA(以前のコードは9223)の持株会社として、2026年10月1日に上場しました。本社は名古屋市です。

2026年10月14日に新しい株主優待を正式に決め、2027年3月末から、1,000株以上を1年以上持つ株主に「ASNOVA×monotomoi」ギフト(5,000円相当、5,000株以上は1万円相当)を贈ります。以前の優待(500株以上・年2回)は2026年9月末で終わり、対象を絞った年1回の形になりました。株価413円(2026年10月2日終値)で、1,000株は41.3万円です。配当は年2円の予想です。

この記事では、優待の中身と条件、業績と配当、そして「この優待は続きそうか」を整理します。私はまだ保有しておらず、買うかどうか検討している立場です。

優待の内容

保有株数(1年以上) 優待(年1回・3月末)
1,000株〜4,999株 「ASNOVA×monotomoi」ギフト 5,000円相当
5,000株以上 「ASNOVA×monotomoi」ギフト 1万円相当
  • 基準日は年1回、3月31日です。1年以上は、2028年3月末からは、直近3回の名簿(3月末・9月末)に同じ株主番号で続けて載り、毎回1,000株以上を持っていることです。1万円相当は、3回とも5,000株以上のときです
  • 「monotomoi」は、全国のこだわりのあるつくり手の商品を、その背景とあわせて届けるサービスで、専用のウェブのカタログから商品を選びます
  • 初回の2027年3月末だけは経過措置があり、2026年9月末にASNOVAの株を500株以上持っていて、2027年3月末に当社の株を1,000株以上持つ株主は、1年以上の条件を満たすものとして扱います
  • 初回の案内は、2027年6月ごろに送る予定です
  • 以前のASNOVAの優待(プレミアム優待倶楽部、500株以上・年2回)は、2026年9月末の分で終わりました。会社は、費用を適正にし、M&Aなどの成長への投資に経営資源を優先して振り向ける狙いがあるとしています

株数ごとの利回り

株数(1年以上) 金額 優待(年1回) 優待利回り 配当(年2円の予想)
1,000株 41.3万円 5,000円相当 約1.21% 2,000円
5,000株 206.5万円 1万円相当 約0.48% 1万円

※金額と利回りは2026年10月2日の終値(松井証券)で計算しています(上場は10月1日です)。ギフトは相当額で計算しています。配当(年2円の予想)は約0.48%です。

1,000株が最も効率がよく、配当と合わせると約1.7%です。ただ、今から買う場合は1年以上の保有が条件になるので、受け取れるのは早くても2028年3月末の分からです。

業績と配当

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益
2024年3月期 37.86億円 3.50億円 3.24億円 2.10億円
2025年3月期 42.66億円 0.48億円 0.45億円 −0.24億円
2026年3月期 49.15億円 0.05億円 −0.84億円 −1.46億円
2027年3月期(会社予想) 50.79億円 0.86億円 0.15億円 −0.98億円

※決算期は3月です。2026年3月期まではASNOVA(9223)の数字で、今期の予想は持株会社の数字です。

売上高は毎年増えていますが、利益は2024年3月期をピークに大きく減り、前期は経常損益が0.84億円の赤字で、会社の予想(0.72億円の赤字)も下回りました。今期は、経常利益はわずかな黒字ですが、純損益は0.98億円の赤字の予想です。第1四半期(4〜6月)は、売上高が12.39億円(前年同期比約37%増)でしたが、経常損益は0.76億円の赤字でした。

配当は今期、中間1円・期末1円の年2円の予想です。自己資本比率は約26%で、足場などの資産をまかなう借入金(有利子負債は約77億円)が大きい形です。PBRは約1.7倍です。

この優待は続きそうか

優待の重さ(推定):新しい優待は、1,000株以上・1年以上に対象を絞った年1回の形で、会社は業績への影響は軽いとしています。以前の年2回の優待より、負担は小さくなったと考えられます(推定)。

変更の歴史:以前は500株以上で年2回の優待でしたが、持株会社への移行に合わせて2026年9月末で終え、2027年3月末から、今の形に切り替えます。費用を抑えて成長への投資を優先する、という理由での見直しです。

配当の歴史:今期は年2円の予想です(以前の期の配当は、ここでは確かめていません)。

まとめると、優待は続けるものの、すでに対象を絞って費用を抑える見直しをしていて、利益は赤字の期が続き、借入金も大きい形です。業績が戻らなければ、さらに見直される可能性もあると見ています(推定)。

同じ業種の銘柄と比べると

このブログで取り上げたサービス業の銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
ASNOVA Companies(640A) 1,000株(1年以上) 41.3万円 約1.21% 約0.48%
ウイルテック(7087) 300株(半年以上) 40.92万円 約2.44% 約3.2%
イード(6038) 500株(1年未満) 42.2万円 約2.37% 約2.8%
きんえい(9636) 100株 42.35万円 使い方で変わる 約0.24%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、ASNOVA Companiesが約1.7%で、利回りを比べられる3社の中で3番目です。最も高いのはウイルテック(約5.6%)です。合計の利回りに占める優待の割合は約7割で、表の中で最も大きく、優待が見直されたときの影響を受けやすい形です。ただ、ASNOVA Companiesは保有期間の条件があるので、今から買ってもすぐには優待を受け取れません。

同じような優待がもらえる銘柄と比べると

ASNOVA Companiesと同じように、カタログギフトがもらえる銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。表の銘柄名から、それぞれの記事を読めます。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
ASNOVA Companies(640A) 1,000株(1年以上) 41.3万円 約1.21% 約0.48%
NECキャピタルソリューション(8793) 100株 40.35万円 約0.50% 約3.72%
都築電気(8157) 100株 42.4万円 約0.24% 約4.48%
安永(7271) 500株 40万円 約0.75% 約4.75%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、ASNOVA Companiesが約1.7%で、表の4社の中で4番目です。最も高いのは安永(約5.5%)です。合計の利回りに占める優待の割合は約7割で、表の中で最も大きく、優待が見直されたときの影響を受けやすい形です。ただ、ASNOVA Companiesは保有期間の条件があるので、今から買ってもすぐには優待を受け取れません。

3月29日までに買うと

次の基準日は2027年3月末で、権利付最終日は2027年3月29日(月)です。ただ、初回の2027年3月末の分は、2026年9月末にASNOVAの株を持っていた人の経過措置なので、今から買う人は対象になりません。今から買って1,000株以上を持ち続けると、2027年3月末・9月末・2028年3月末の3回で「1年以上」になり、早くても2028年3月末の分からになります(数え方は会社の案内で確かめたいところです)。

これからの予定

ASNOVA Companiesの、これからの主な予定をまとめました(2026年10月時点)。

時期 予定
2026年11月ごろ 中間決算の発表(見込み)
2027年3月29日(月) 権利付最終日(2027年3月の基準日。初回は経過措置の対象の株主だけ)
2027年5月ごろ 通期決算の発表(見込み)
2027年6月ごろ 初回の優待の案内(予定)
2028年3月末 今から買った人が受け取れる、いちばん早い基準日(1年以上の条件)

※予定は変わることがあるので、会社の発表で確かめてください。

優待の受け取り方・使い方のコツ

ASNOVA Companiesの優待を受け取るときと、使うときのポイントをまとめました。

  • 優待は、「monotomoi」が選んだ商品を載せたカタログから選ぶ形です。届いた案内で、選べる品と申し込みの期限を確かめておきましょう。
  • 1年以上は、3月末・9月末の名簿に3回続けて、毎回1,000株以上で載っていることです。途中で一度でも1,000株を下回らないよう気をつけましょう。
  • 1万円相当は、3回とも5,000株以上を持っていたときです。
  • 同じ証券会社・同じ名義で持ち続けることが大切です。証券会社を移すと株主番号が変わり、続けて持っていると数えられないことがあります。
  • 案内は、証券会社に登録している住所に届きます。引っ越したときは、早めに証券会社で住所を変えておきましょう。

※使い方は一般的な例です。くわしくは、優待に同封される案内や会社の発表で確かめてください。

この銘柄が向いている人・向いていない人

ここまでの内容をもとに、ASNOVA Companiesの優待が向いている人と、向いていない人をまとめました。

向いている人

  • 長く持つつもりの人(1年以上の保有が条件です)
  • 全国のつくり手のこだわりの品を選んで受け取りたい人
  • 足場のレンタルの事業や、M&Aでの成長に期待する人

向いていない人

  • 買ってすぐに優待を受け取りたい人(今から買うと2028年3月末の分からです)
  • 配当を重視する人(年2円の予想で、利回りは約0.48%です)
  • 業績の安定を重視する人(純損益は赤字の期が続いています)

※このブログの見立てです。最終的な判断は、ご自身の考えや資金の状況にあわせてお願いします。

よくある質問

Q. ASNOVA Companiesの株主優待は、何株から受け取れますか?

A. 1,000株以上を1年以上持つと受け取れます。1,000株の金額は約41.3万円です(2026年10月2日の終値で計算)。

Q. 優待は、いつまでに買えば受け取れますか?

A. 次の基準日は2027年3月末で、権利付最終日は2027年3月29日(月)です。ただ、初回は2026年9月末にASNOVAの株を持っていた人の経過措置なので、今から買うと、早くても2028年3月末の分からになります。

Q. 優待は、いつ届きますか?

A. 初回の案内は、2027年6月ごろに送る予定です。

Q. 配当は、いくらですか?

A. 今期は中間1円・期末1円の年2円の予想で、利回りは約0.48%です。

Q. 優待がなくなる心配はありませんか?

A. 将来の優待を約束するものではありません。すでに対象を絞る見直しをしていて、利益は赤字の期が続いているので、業績が戻らなければ、さらに見直される可能性もあると見ています(推定)。くわしくは「この優待は続きそうか」の章で整理しています。

あわせて読みたい

同じく、建設の現場で使う仮設の資材を貸す会社の優待は、ジェコス(9991)の株主優待でも書いています。建設機械のレンタルの会社は、カナモト(9678)の株主優待で書いています。

保有期間の数え方は、買ってすぐ優待がもらえない銘柄まとめ。継続保有条件は銘柄ごとに数え方が違いますで、優待を減らした会社に先に出ていたサインは、株主優待をやめた・減らした会社に先に出ていたサインで整理しています。

まとめ

  • ASNOVA Companiesの優待は、2027年3月末から1,000株・1年以上で「ASNOVA×monotomoi」ギフト5,000円相当(5,000株以上は1万円相当)
  • 以前の優待(500株以上・年2回)は2026年9月末で終わり、対象を絞った年1回の形に
  • 初回の2027年3月末は、2026年9月末にASNOVAの株を持っていた人の経過措置
  • 今から買うと、受け取れるのは早くても2028年3月末の分から
  • 利益は赤字の期が続き、今期も純損失の予想、配当は年2円

ASNOVA Companiesは、足場のレンタルの会社の持株会社で、優待を絞り込んで続ける銘柄です。受け取れるまで1年以上かかり、業績も弱いので、利益の戻りを確かめながら考えたい銘柄です。

※この記事は公開情報をもとに整理したもので、投資を勧めるものではありません。株価は2026年10月2日の終値で、日々変わります。優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の発表をご確認ください。

出典

  • ASNOVA Companies「新たな株主優待制度の導入に関するお知らせ」(2026年10月14日:対象、初回の経過措置、業績への影響)、ASNOVA「現行株主優待制度の終了および持株会社における新株主優待制度の導入方針について」(2026年9月14日)、日本インタビュ新聞(株数ごとの金額、2028年3月末からの条件、初回の案内の時期)
  • ダイヤモンド・ザイ(monotomoiの説明)、ASNOVAのIRのnote(見直しの狙い、以前の優待の形)
  • 東京証券取引所「新規上場会社概要」(持株会社の設立と上場)、松井証券(業績の推移、2026年10月2日の株価、自己資本比率、有利子負債、BPS)、株予報・Yahoo!ファイナンス(今期の予想、前期の予想との比べ、配当の予想)

新都ホールディングス(2776)の株主優待は2027年1月に新設、1,000株以上でQUOカードPay|金額は人数で決まり1人5,000円まで、初回は記念の上乗せあり

資源のリサイクルを手がける商社。新都ホールディングス(2776・東証スタンダード)は、もとはアメリカンカジュアルの衣料を扱う会社(旧クリムゾン)でしたが、今は金属のスクラップやペットボトルなどの再資源化と貿易が中心で、前期は売上高の約9割を金属リサイクルが占めました。

2026年10月19日に株主優待の新設を発表し、2027年1月末から、1,000株以上の株主にQUOカードPayを贈ります。金額は決まった額ではなく、総額1,000万円を対象の株主の人数で分ける仕組み(1人5,000円まで)で、初回の2027年1月末だけは、さらに記念の加算(総額1,000万円を人数で分け、上限なし)があります。株価90円(2026年10月19日終値)で、1,000株は9万円です。配当はありません。

この記事では、優待の仕組みと、人数ごとの金額の目安、業績、そして「この優待は続きそうか」を整理します。私はまだ保有しておらず、買うかどうか検討している立場です。

優待の内容

しくみ 対象 1人あたりの金額 始まる時期
基本優待 1月31日に1,000株以上 総額1,000万円を人数で均等に分ける(上限5,000円) 2027年1月末から
初回の記念加算 2027年1月31日に1,000株以上 総額1,000万円を人数で均等に分ける(上限なし) 2027年1月末だけ
長期保有の加算 1年以上2年未満 総額1,000万円を保有期間に応じて分ける(上限5,000円) 2028年1月末から
長期保有の加算 2年以上 1年以上2年未満の2倍(上限1万円) 2028年1月末から
  • 基準日は年1回、1月31日です。優待はQUOカードPay(デジタルギフト)で、基準日からおおむね3か月以内に送られます
  • 金額は「1人あたり」で決まるので、1,000株より多く持っても、受け取る金額は同じです
  • 1年以上2年未満は、1月31日と7月31日の名簿に、同じ株主番号で3回か4回続けて、毎回1,000株以上で載っていることです。2年以上は5回以上です
  • 長期保有の加算は、総額1,000万円を「1年以上2年未満の人数」と「2年以上の人数の2倍」を足した数で割り、2年以上の人はその2倍を受け取る形です
  • QUOカードPayの発行の手数料などは、優待の総額とは別に会社が負担します

株数ごとの利回り

優待は1,000株以上で一律なので、1,000株で計算します。1人あたりの金額は、対象の株主の人数で決まります。

対象の株主の人数 基本優待 初回の記念加算 2027年1月末の合計 1,000株(9万円)の利回り
1,000名 5,000円 1万円 1万5,000円 約16.7%
2,000名 5,000円 5,000円 1万円 約11.1%
3,000名 3,333円 3,333円 6,666円 約7.4%
5,000名 2,000円 2,000円 4,000円 約4.4%
1万名 1,000円 1,000円 2,000円 約2.2%

※1,000名〜3,000名は会社の計算例で、5,000名と1万名は、同じ計算方法でこのブログが計算したものです。金額と利回りは2026年10月19日の終値(みんかぶ)で計算しています(9月30日の終値は確かめられませんでした)。配当はありません。

1,000株以上を持つ株主の人数は、会社の資料では確かめられませんでした。優待の新設で1,000株以上を持つ人が増えれば、1人あたりの金額は下がります(推定)。2028年1月末からは記念の加算がなくなり、基本優待(5,000円まで)に、長く持つ人の加算(1年以上2年未満で5,000円まで、2年以上で1万円まで)が足される形です。

業績と配当

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株配当
2024年1月期 62.93億円 −2.95億円 −2.71億円 −3.94億円 0円
2025年1月期 122.96億円 0.42億円 0.49億円 0.16億円 0円
2026年1月期 279.39億円 5.93億円 5.43億円 0.97億円 0円
2027年1月期(会社予想) 483.30億円 7.84億円 7.15億円 2.02億円 0円

※決算期は1月です。

前期の経常利益は5.43億円で、前の期の約11倍になり、会社の予想の2.5億円を上回りました。売上高の約9割を占める金属リサイクルが大きく伸びています。今期は、売上高が約73%増、経常利益が約32%増の予想です。9月14日に発表した中間決算(2〜7月)は、売上高が313.23億円(前年同期の約3.1倍)、経常利益が3.94億円で、通期の予想の約55%まで進みました。純利益は0.48億円で、予想の約24%です。

配当は2022年1月期から出しておらず、今期も0円の予想です。2026年9月には、第三者割当による新株と新株予約権の払い込みが完了しています。自己資本比率は約24%(前期末)、PERは約24倍、PBRは約1.4倍です。

この優待は続きそうか

優待の重さ(推定):費用の上限は、基本優待と長期保有の加算で年2,000万円です(初回は、基本優待と記念加算で2,000万円)。今期の純利益の予想(2.02億円)の約1割にあたり、軽い負担ではありませんが、上限が決まっているので、株主が増えても費用がふくらむ形ではありません(推定)。

変更の歴史:2026年10月19日に新設を発表したばかりの優待で、まだ一度も贈られていません。

配当の歴史:2022年1月期から配当はなく、今期も0円の予想です。株主への還元は、優待が中心になる形です。

まとめると、費用に上限がある仕組みで、会社の負担は限られていますが、利益の規模はまだ小さく、自己資本比率も約24%と高くありません。また、1人あたりの金額は対象の株主の人数で決まるので、人数が増えれば下がります。始まったばかりの優待なので、初回の金額と業績の続き方を確かめたい銘柄です(推定)。

同じ業種の銘柄と比べると

このブログで取り上げた卸売業の銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
新都HD(2776) 1,000株 9万円 人数で変わる なし(無配)
北恵(9872) 100株 9.37万円 約0.53% 約2.99%
三共生興(8018) 100株 8.31万円 約3.61% 約3.25%
クワザワHD(8104) 100株 8.23万円 約1.22% 約3.65%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

新都HDの優待は金額で表しにくく、配当もないため、利回りでは比べにくい銘柄です。

同じような優待がもらえる銘柄と比べると

新都HDと同じように、デジタルギフトがもらえる銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。表の銘柄名から、それぞれの記事を読めます。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
新都HD(2776) 1,000株 9万円 人数で変わる なし(無配)
ARアドバンストテクノロジ(5578) 100株 9.1万円 約1.10% 約1.1%
アミファ(7800) 100株(3年以上) 9.8万円 約1.02% 約3.06%
ALiNKインターネット(7077) 100株(1年未満) 9.92万円 約2.02% なし(無配)

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

新都HDの優待は金額で表しにくく、配当もないため、利回りでは比べにくい銘柄です。必要な金額は4社の中で最も少なく、少ない資金から始められます。

1月27日までに買うと

初回の基準日は2027年1月31日(日)で、権利付最終日は2027年1月27日(水)です。この日までに1,000株以上を持っていれば、初回の基本優待と記念加算の対象になります。長期保有の加算は2028年1月末からで、今から買って1,000株以上を持ち続けると、2027年1月末・7月末・2028年1月末の3回で「1年以上」になり、2028年1月末の分から加算の対象になります(数え方は会社の案内で確かめたいところです)。

これからの予定

新都ホールディングスの、これからの主な予定をまとめました(2026年10月時点)。

時期 予定
2026年12月ごろ 第3四半期決算の発表(見込み)
2027年1月27日(水) 権利付最終日(初回の基準日。記念の加算の対象)
2027年1月31日(日) 基準日(初回)
2027年3月ごろ 通期決算の発表(見込み。前期は3月12日)
2027年4月末ごろまで 初回のQUOカードPayが届く見込み(基準日からおおむね3か月以内)

※予定は変わることがあるので、会社の発表で確かめてください。

優待の受け取り方・使い方のコツ

新都ホールディングスの優待を受け取るときと、使うときのポイントをまとめました。

  • QUOカードPayは、スマホの画面に出すバーコードで支払うデジタルのギフトです。受け取り方と、使える店、使える期限を、届いた案内で確かめておきましょう。
  • 金額は対象の株主の人数で決まるので、届くまで正確な金額は分かりません。初回は基本の優待に記念の加算が足されます。
  • 1,000株を下回ると対象から外れます。株を一部だけ売るときは、1,000株を残すように気をつけましょう。
  • 2028年1月末からの長く持つ人の加算は、1月末と7月末の名簿で数えます。同じ証券会社・同じ名義で持ち続けることが大切です。
  • 案内は、証券会社に登録している住所に届きます。引っ越したときは、早めに証券会社で住所を変えておきましょう。

※使い方は一般的な例です。くわしくは、優待に同封される案内や会社の発表で確かめてください。

この銘柄が向いている人・向いていない人

ここまでの内容をもとに、新都ホールディングスの優待が向いている人と、向いていない人をまとめました。

向いている人

  • 少ない資金で優待を受け取りたい人(1,000株で約9万円)
  • 初回の記念の加算を受け取りたい人(対象の人数が少なければ、金額が大きくなります)
  • QUOカードPayを使える店をよく利用する人

向いていない人

  • 配当を受け取りたい人(2022年1月期から無配です)
  • 毎年もらえる金額が決まっている優待がいい人(金額は人数で変わります)
  • 財務の安定を重視する人(自己資本比率は約24%です)

※このブログの見立てです。最終的な判断は、ご自身の考えや資金の状況にあわせてお願いします。

よくある質問

Q. 新都ホールディングスの株主優待は、何株から受け取れますか?

A. 1,000株以上を持つと受け取れます。1,000株の金額は約9万円です(2026年10月19日の終値で計算)。1,000株より多く持っても、受け取る金額は同じです。

Q. 優待は、いつまでに買えば受け取れますか?

A. 初回の基準日は2027年1月31日で、権利付最終日は2027年1月27日(水)です。保有期間の条件はなく、初回は記念の加算も受け取れます。

Q. 優待は、いくらもらえますか?

A. 総額1,000万円を対象の株主の人数で分ける形で、基本の優待は1人5,000円までです。会社の計算例では、対象が2,000名なら、初回は記念の加算と合わせて1万円です。

Q. 配当は、いくらですか?

A. 2022年1月期から配当はなく、今期も0円の予想です。

Q. 優待がなくなる心配はありませんか?

A. 将来の優待を約束するものではありませんが、費用に上限がある仕組みなので、会社の負担は限られています。一方で、利益の規模はまだ小さく、財務も厚くはないので、業績の続き方を確かめたいと見ています(推定)。くわしくは「この優待は続きそうか」の章で整理しています。

あわせて読みたい

同じく、資源の再資源化を手がけ、2026年に優待を新設した会社は、TREホールディングス(9247)の株主優待でも書いています。

新しく優待を始めた会社に共通する点は、2026年に株主優待を新設・拡充した会社に共通していたことで整理しています。保有期間の数え方は、買ってすぐ優待がもらえない銘柄まとめ。継続保有条件は銘柄ごとに数え方が違いますで整理しています。

まとめ

  • 新都ホールディングスの優待は、2027年1月末に新設、1,000株以上でQUOカードPay
  • 金額は、総額1,000万円を対象の株主の人数で分ける形で、1人5,000円まで
  • 初回の2027年1月末は、記念の加算(総額1,000万円を人数で分ける、上限なし)も
  • 2028年1月末からは、1年以上・2年以上の長期保有の加算
  • 配当はなく、利益は前期・今期と伸びていて、PBRは約1.4倍

新都ホールディングスは、金属リサイクルで大きく伸びている商社で、新しく優待を始める銘柄です。1,000株は9万円ほどですが、初回の金額は対象の人数しだいなので、初回の金額と業績を確かめながら考えたい銘柄です。

※この記事は公開情報をもとに整理したもので、投資を勧めるものではありません。株価は2026年10月19日の終値で、日々変わります。優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の発表をご確認ください。

出典

  • 新都ホールディングス「株主優待制度の新設に関するお知らせ」(2026年10月19日:優待の仕組み、金額の決め方と計算例、上限、保有期間の数え方、開始の時期、贈る時期)
  • 株予報(業績の推移、配当の履歴、事業の内容、前期の売上高の内訳、自己資本比率、PER・PBR)
  • 株探(前期の経常利益と予想との比べ)、かぶてく・Yahoo!ファイナンス(中間決算の数字)、日本経済新聞(事業の内容)
  • みんかぶ(2026年10月19日の株価、第三者割当の払い込みの完了の開示)

株主優待で企業から年貢をもらいましょう|お米・おこめ券が届く55社を、1kgあたりの投資額でランキング

昔の日本では、お米は年貢として納めるものでした。令和の今は、株主になれば、会社のほうからお米を納めてくれます。そう、株主優待です。

お米やおこめ券の優待は、届いたその日から食卓で使える、いちばん実感のある「年貢」です。2025年はお米の値段が大きく上がりましたが、2026年に入って値段は下がってきていて、農林水産省によると、2026年10月5〜11日にスーパーで売られたお米5kgの平均は2,837円で、9週続けて値下がりしました(2月初めには4,000円を超えていました)。

この記事では、このブログで取り上げた銘柄のうち、お米やおこめ券を納めてくれる55社を、「お米1kgの年貢を受け取るのに、いくらの投資が必要か」で比べました。いちばん安く年貢が届く銘柄だけでなく、納める側の会社の台所事情(業績や配当)や、受け取れるまでの条件もあわせて見ていきます。

年貢の比べ方

年貢の効率は、次の物差しで比べました。

  • 1kgあたりの投資額:優待を受け取るのに必要な金額を、1年に届くお米の量(kg)で割った値です。少ないほど、少ない元手で年貢が届きます
  • お米の値打ち:銘柄米の5kgの平均2,878円(2026年10月5〜11日、農林水産省)をもとに、1kgを約576円としました
  • おこめ券:全国共通おこめ券は1枚で440円分のお米と交換できるので、今の値段なら1枚で約0.76kg分です
  • 金額:それぞれの記事で計算した金額です。多くは2026年9月30日の終値で、記事に金額を書いていない銘柄は、大和IRの株主優待ガイドの同じ日の最低投資金額を使いました

魚沼産のコシヒカリのような上等なお米は、平均より高い値段で売られています。ここではお米の種類による値打ちの違いは入れず、量だけで比べています。

安く年貢が届く銘柄ランキング

1kgあたりの投資額が少ない順、つまり少ない元手で年貢が届く順に、上位10社を並べました。銘柄名から、それぞれの記事を読めます。

順位 銘柄 条件 金額 1年に届くお米 1kgあたりの投資額 優待利回り
1位 ビューティカダンHD(3041) 200株 8.04万円 熊本県産の新米5kg 約1.6万円 約3.58%
2位 岡谷電機産業(6926) 500株 9.75万円 おこめ券5枚(約3.8kg分) 約2.6万円 約2.26%
3位 小林洋行(8742) 100株(1年以上) 5.51万円 おこめ券2枚(約1.5kg分) 約3.6万円 約1.60%
4位 日本農薬(4997) 100株 11.05万円 おこめ券4枚(約3.1kg分) 約3.6万円 約1.59%
5位 ライドオンエクスプレスHD(6082) 100株 9.85万円 魚沼産コシヒカリ2kg(選べる) 約4.9万円 約1.17%
6位 オーシャンシステム(3096) 200株 31.56万円 魚沼産のお米3kg×年2回(年6kg) 約5.3万円 約1.09%
7位 ヤマザワ(9993) 100株(半年以上) 11.48万円 山形の新米(つや姫)2kg 約5.7万円 約1.00%
8位 ASTI(6899) 200株 44.04万円 おこめ券10枚(約7.6kg分) 約5.8万円 約1.00%
9位 サカイ引越センター(9039) 100株(1年以上) 29.41万円 岩手県産「銀河のしずく」5kg(選べる) 約5.9万円 約0.98%
10位 キムラユニティー(9368) 200株 18.6万円 おこめ券4枚(約3.1kg分) 約6.1万円 約0.95%

※「(選べる)」は、ほかの品と選ぶ形の優待で、お米を選んだときの値です。優待利回りは、お米を1kg約576円、おこめ券を1枚440円として計算しています。センコン物流(9051)は、お米か特産品かを会社が決める形なので、順位からは外しました。

堂々の1位は、ビューティカダンHD(3041)です。200株・約8万円で熊本県産の新米5kgが届き、1kgあたりの投資額は約1.6万円でした。ただし、納める側の台所は苦しく、前期は赤字で、配当は出していません(無配)。2位の岡谷電機産業(6926)も、500株・約9.8万円でおこめ券5枚と効率は抜群ですが、赤字が続いていて無配です。どちらも、台所事情がさらに悪くなると、年貢(優待)が見直されやすい銘柄です。

年貢と配当を両取りしたいなら、4位の日本農薬(4997)です。100株・約11万円でおこめ券4枚が届き、保有期間の条件はなく、配当も約3.4%あります。農薬の会社が、日本の農業を応援する意味もこめて2026年に始めた、まさに年貢らしい優待です。3位の小林洋行(8742)は、100株・約5.5万円と最も少ない元手で済みますが、1年以上持ち続けてからでないと納めてもらえません。

5位のライドオンエクスプレスHD(6082)は、銀のさらなどの優待券と選ぶ形で、魚沼産コシヒカリ2kgを選べば1kgあたり約4.9万円です。魚沼産のお米を年2回、合わせて6kg納めてくれるオーシャンシステム(3096)も6位に入りました(新潟県外に住む株主の場合)。

お米で納めてくれる銘柄の一覧

お米そのものを納めてくれる27社です。1kgあたりの投資額が少ない順に並べました。条件は、お米を受け取れるいちばん少ない株数です。

銘柄 条件 金額 1年に届くお米 1kgあたりの投資額 配当利回り 権利月
ビューティカダンHD(3041)※ 200株 8.04万円 熊本県産の新米5kg 約1.6万円 なし(無配) 6月
オーシャンシステム(3096)※ 200株 31.56万円 魚沼産のお米3kg×年2回(年6kg) 約5.3万円 約1.3% 3月・9月
ヤマザワ(9993)※ 100株(半年以上) 11.48万円 山形の新米(つや姫)2kg 約5.7万円 約2.35% 8月
TBK(7277)※ 1,000株(1年以上) 32.8万円 山形県産のつや姫5kg 約6.6万円 約2.44% 3月
センコン物流(9051)※ 500株 65.75万円 お米5kg×年2回(年10kg) 約6.6万円 約1.14% 3月・9月
久世(2708) 100株 18.8万円 山形県天童産の無洗米はえぬき2.5kg 約7.5万円 約2.4% 3月
髙松コンストラクショングループ(1762)※ 100株(1年以上) 40.9万円 南魚沼産コシヒカリの新米5kg 約8.2万円 約3.53% 3月
イオンファンタジー(4343)※ 100株 26.87万円 魚沼産コシヒカリ3kg 約9.0万円 約0.7% 2月
ソルクシーズ(4284)※ 1,000株(1年以上) 45.5万円 千葉県旭市のコシヒカリ5kg 約9.1万円 約3.08% 6月
システムインテグレータ(3826) 200株(半年以上) 9.9万円 新潟県産コシヒカリの新米1kg 約9.9万円 約2.6% 8月
CKサンエツ(5757)※ 100株 50.1万円 富山のコシヒカリの無洗米5kg 約10.0万円 約2.0% 3月
岡谷鋼機(7485)※ 100株 51.7万円 愛知県産米「山の幻ミネアサヒ」5kg 約10.3万円 約1.74% 2月
サトー商会(9996) 100株 21.8万円 東北の銘柄米2kg 約10.9万円 約2.2% 3月
エコートレーディング(7427) 1,000株 83.3万円 魚沼産のコシヒカリ5kg 約16.7万円 約3.6% 2月
木徳神糧(2700)※ 500株 90.65万円 お米など5kg相当 約18.1万円 約2.8% 12月
田中精密工業(7218)※ 500株 57.55万円 富山県入善町のコシヒカリの新米3kg 約19.2万円 約2.95% 3月
ヤマタネ(9305)※ 500株 103.8万円 厳選こだわり米5kg 約20.8万円 約4.09% 9月
前澤HD(575A)※ 500株 95.95万円 新潟県産の雪蔵コシヒカリ4kg 約24.0万円 約3.3% 11月
昭和化学工業(4990)※ 1,000株 53.7万円 あきたこまちの新米2kg 約26.9万円 約1.1% 9月
ユニオンツール(6278) 100株(半年以上) 150.6万円 新潟県産のお米5kg 約30.1万円 約1.0% 6月
昭和パックス(3954) 500株 157.5万円 新潟県産コシヒカリの新米5kg 約31.5万円 約1.6% 3月
中部飼料(2053)※ 500株 98.3万円 富山県産コシヒカリ3kg 約32.8万円 約3.87% 9月
進和(7607)※ 1,000株(1年以上) 303.5万円 魚沼産コシヒカリ5kg 約60.7万円 約4.09% 8月
月島HD(6332) 500株 130.05万円 魚沼産コシヒカリの新米2kg 約65.0万円 約3.4% 3月
積水ハウス(1928) 1,000株 336.1万円 魚沼産コシヒカリの新米5kg 約67.2万円 約4.31% 1月
ニッコンHD(9072)※ 200株 94.9万円 白米と雑穀米の食べ比べ900g 約105.4万円 約2.36% 3月
東建コーポレーション(1766)※ 1,000株 1,306万円 新米5kg(水か焼酎と選ぶ形) 約261.2万円 約3.1% 4月

※印の銘柄の補足です。

  • ビューティカダンHD:前期は赤字で無配
  • オーシャンシステム:新潟県外の株主(県内は買物券)
  • ヤマザワ:山形・宮城・秋田の株主は買物券と選ぶ形
  • TBK:500株(1年以上)なら2kg
  • センコン物流:お米か東北の特産品かは会社が決める
  • 髙松コンストラクショングループ:おこめ券や寄付も選べる
  • イオンファンタジー:施設の利用券(年4,000円分)も届く
  • ソルクシーズ:5年以上は10kg
  • CKサンエツ:富山の名水2本も
  • 岡谷鋼機:400株なら8月にも5kg、名証だけに上場
  • 木徳神糧:3年以上は10kg相当
  • 田中精密工業:1,000株なら5kg
  • ヤマタネ:300株なら2kg
  • 前澤HD:2028年3月期から年2回(年8kg)の予定
  • 昭和化学工業:1年以上は4kg、2年以上は6kg
  • 中部飼料:3月はQUOカード1,000円分
  • 進和:100株(1年以上)はお米券2枚
  • ニッコンHD:3年以上は4kg
  • 東建コーポレーション:ゴルフ場の会員カードなども

少ない元手でたっぷり、という銘柄は多くありません。10万円以下で届くのは、ビューティカダンHD(200株で5kg)とシステムインテグレータ(200株・半年以上で1kg)だけです。100株で5kgが届く銘柄は、CKサンエツ(約50万円)や岡谷鋼機(約52万円)、髙松コンストラクショングループ(約41万円・1年以上)などで、50万円前後が相場です。

おこめ券で納めてくれる銘柄の一覧

おこめ券(全国共通おこめ券やおこめギフト券)で納めてくれる13社です。おこめ券は、お米屋さんやスーパーなどでお米と交換できます(使えるかどうかは店によって違います)。

銘柄 条件 金額 1年に届く枚数 1kgあたりの投資額 優待利回り 配当利回り 権利月
岡谷電機産業(6926)※ 500株 9.75万円 5枚(2,200円分) 約2.6万円 約2.26% なし(無配) 3月
小林洋行(8742)※ 100株(1年以上) 5.51万円 2枚(880円分) 約3.6万円 約1.60% 約1.09% 3月
日本農薬(4997)※ 100株 11.05万円 4枚(1,760円分) 約3.6万円 約1.59% 約3.4% 9月
ASTI(6899)※ 200株 44.04万円 10枚(4,400円分) 約5.8万円 約1.00% 約3.6% 9月
キムラユニティー(9368) 200株 18.6万円 4枚(1,760円分) 約6.1万円 約0.95% 約4.09% 3月・9月
オーハシテクニカ(7628)※ 100株 11.44万円 2枚(880円分) 約7.5万円 約0.77% 約3.93% 3月・9月
丸一鋼管(5463)※ 100株(1年以上) 16.74万円 2枚(880円分) 約10.9万円 約0.53% 約3.1% 3月・9月
東計電算(4746)※ 100株 19.86万円 2枚(880円分) 約13.0万円 約0.44% 約4.9% 12月
TPR(6463)※ 200株 30.72万円 3枚(1,320円分) 約13.4万円 約0.43% 約3.9% 3月
NITTOH(1738) 1,000株 58.1万円 5枚(2,200円分) 約15.2万円 約0.38% 約3.1% 3月
進和(7607)※ 100株(1年以上) 30.35万円 2枚(880円分) 約19.9万円 約0.29% 約4.09% 8月
デンヨー(6517)※ 100株 40.05万円 2枚(880円分) 約26.2万円 約0.22% 約4.2% 3月
北海道ガス(9534) 500株 42.65万円 1枚(440円分) 約55.8万円 約0.10% 約3.17% 3月

※印の銘柄の補足です。

  • 岡谷電機産業:前期は赤字で無配。3年以上は7枚
  • 小林洋行:配当は前期の年6円
  • 日本農薬:2026年に新設
  • ASTI:2026年に新設
  • オーハシテクニカ:3年以上は年4枚
  • 丸一鋼管:おこめギフト券
  • 東計電算:配当は今期の期末配当の予想
  • TPR:1年以上は5枚、3年以上は6枚
  • 進和:1,000株(1年以上)は魚沼産コシヒカリ5kg
  • デンヨー:「お米券2kg分」

おこめ券の年貢は1枚440円分と控えめで、優待利回りは1%前後です。そのかわり、配当が3〜4%台の銘柄が多く、年貢と配当を両取りしやすいのが特徴です。日本農薬やキムラユニティー、オーハシテクニカ、ASTIなどがその例です。

お米も選べる銘柄

ふだんは別の品でも、お米やおこめ券を選べる銘柄です。お店を使わない人や、近くに店がない人は、お米を選べば年貢をむだにしません。

銘柄 条件 金額 選べるお米・おこめ券 ほかの選択肢 お米を選んだときの1kgあたり 権利月
ライドオンエクスプレスHD(6082) 100株 9.85万円 魚沼産コシヒカリ2kg 銀のさらなどの優待券2,500円分 約4.9万円 3月
サカイ引越センター(9039) 100株(1年以上) 29.41万円 岩手県産「銀河のしずく」5kg QUOカード2,000円分、カタログギフト、寄付 約5.9万円 3月
エコス(7520) 100株(1年以上) 25.44万円 コシヒカリ4kg 優待券6,000円分 約6.4万円 2月
カワチ薬品(2664) 100株 37.35万円 お米券5枚(約3.8kg分) 買物優待券5,000円分(使わずに返すとお米券) 約9.8万円 3月
ムロコーポレーション(7264) 500株 67.5万円 お米5kg QUOカードかAmazonギフトカード2,000円分 約13.5万円 3月
クリエイトSDHD(3148) 100株 32.55万円 全国共通おこめ券3枚(約2.3kg分) 買物優待券1,500円分 約14.2万円 5月
JMHD(3539) 200株(1年以上) 29.22万円 南魚沼産こしひかり2kg 精肉、商品券 約14.6万円 7月
あみやき亭(2753) 900株 124.11万円 コシヒカリ7.5kg 食事券1万2,000円分 約16.5万円 3月
丸千代山岡家(3399) 200株 75.6万円 北海道産のお米2kg×年2回 ラーメンの無料券、乾麺 約18.9万円 1月・7月
ハイデイ日高(7611) 100株 28.96万円 おこめ券1枚×年2回(約1.5kg分) 優待券1,000円分×年2回 約18.9万円 2月・8月
ベルク(9974) 100株(1年以上) 66.4万円 お米2kg ベルクペイ2,500円分など 約33.2万円 2月

このほか、次の銘柄も、選べる品の中にお米やお米券があります(量が決まっていないため、表には入れていません)。

目的別・年貢の選び方

少ない元手で年貢を受け取りたい

  • 小林洋行(100株・約5.5万円、1年以上でおこめ券2枚)
  • ビューティカダンHD(200株・約8万円で新米5kg。赤字で無配)
  • 岡谷電機産業(500株・約9.8万円でおこめ券5枚。赤字で無配)
  • ライドオンエクスプレスHD(100株・約9.9万円、選べば魚沼産コシヒカリ2kg)

年貢と配当を両取りしたい

  • 日本農薬(おこめ券の優待利回り約1.59%、配当約3.4%)
  • キムラユニティー(約0.95%、配当約4.09%)
  • オーハシテクニカ(約0.77%、配当約3.93%。3年以上でおこめ券が倍)
  • ASTI(約1.00%、配当約3.6%)
  • 髙松コンストラクショングループ(お米の値打ちで約0.70%、配当約3.53%。1年以上)

魚沼産のお米を納めてほしい

  • オーシャンシステム(200株で年6kg。新潟県外の株主)
  • ライドオンエクスプレスHD(100株、選べば2kg)
  • イオンファンタジー(100株で3kg。施設の利用券も)
  • 髙松コンストラクショングループ(100株・1年以上で南魚沼産の新米5kg)
  • エコートレーディング(1,000株で5kg)、月島HD(500株で2kg)、積水ハウス・進和(1,000株で5kg)

たっぷり納めてほしい

  • 木徳神糧(1,000株で6月末と12月末に5kg相当ずつ、年10kg相当)
  • ヤマタネ(1,000株で棚田米10kg)
  • 前澤HD(1,500株以上なら1回20kg。2028年3月期から年2回の予定)

年貢を取りっぱぐれないための注意点

  • すぐには納めてもらえない銘柄がある:小林洋行、TBK、髙松コンストラクショングループ、ソルクシーズ、丸一鋼管、進和、サカイ引越センター、エコスなどは、1年以上の保有が条件です。今から買っても、すぐには受け取れません
  • 新米は秋に届く:新米は収穫のあとに届くことが多く、権利月から半年ほどたって届く銘柄もあります
  • おこめ券の値打ちは、お米の相場しだい:おこめ券は1枚440円分なので、お米が値下がりした今は1枚で約0.76kg分ですが、5kgが4,000円を超えていた2026年2月ごろは約0.52kg分でした。反対に、お米そのものが届く優待は、お米が値下がりすると、円で見た値打ちが下がります
  • 住んでいる地域で中身が変わる:オーシャンシステムは新潟県内の株主には買物券、ヤマザワは山形・宮城・秋田の株主は買物券と選ぶ形です
  • 納める側の台所事情も見る:効率のよい上位には、赤字で無配の会社も入っています。優待の費用が重荷になると、年貢は見直されることがあります

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まとめ

  • お米・おこめ券を納めてくれる55社を、お米1kgの年貢を受け取るのに必要な投資額で比べた
  • いちばん安く届くのはビューティカダンHD(200株・約8万円で新米5kg、1kgあたり約1.6万円)。ただし赤字で無配
  • 2位の岡谷電機産業も赤字で無配。年貢と配当の両取りなら、日本農薬(100株でおこめ券4枚、配当約3.4%)
  • 魚沼産のお米なら、オーシャンシステム(200株で年6kg)やライドオンエクスプレスHD(選べば2kg)
  • お米の値下がりで、おこめ券1枚で交換できるお米は約0.76kg分に増えた

江戸時代の1石は、お米およそ150kgです。5kgの年貢は石高にすると約0.03石で、お殿様にはほど遠い量ですが、毎日の食卓にはうれしい量です。ただ、年貢の効率がいい銘柄ほど、納める側の台所が苦しいこともあります。1kgあたりの投資額だけでなく、それぞれの記事の「この優待は続きそうか」もあわせて見て、長く納め続けてくれそうな会社を選びたいところです。

※この記事は公開情報をもとに整理したもので、投資を勧めるものではありません。金額は各記事の計算(多くは2026年9月30日の終値)で、株価は日々変わります。お米の値打ちは、2026年10月5〜11日の銘柄米の平均価格で計算した目安です。優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の発表をご確認ください。

出典

  • 農林水産省(スーパーでのお米の販売価格:2026年10月5〜11日の平均、日本食糧新聞・NHKの報道)、SMART AGRI(2026年2月の販売価格)
  • 大和インベスター・リレーションズ「株主優待ガイド」(記事に金額を書いていない銘柄の最低投資金額、2026年9月30日)
  • このブログの各銘柄の記事(表のリンク先。優待の内容、条件、金額、配当の出典は各記事を参照)

ベルーナ(9997)の株主優待は100株で通販の割引券など1,000円相当とホテルの割引券(年2回)|配当利回りは約3.9%

埼玉県上尾市に本社を置く、通信販売の大手。ベルーナ(9997・東証プライム)は、衣料品の通販のほか、化粧品や健康食品、グルメ、ワイン、ナースの関連の商品などの専門の通販を手がけ、ホテルや不動産の事業も広げています。2025年には北海道の小樽にホテルを開業し、宮城県の秋保の旅館なども運営しています。

株主優待は年2回で、3月末・9月末に100株以上を持つと、通販の割引券や食品・ワインなどから1,000円相当を1つと、ホテルなどで使える1,000円の施設割引券2枚がもらえます。株価996円(2026年8月7日終値)で、100株は9.96万円です。配当は年39円の予想で、利回りは約3.9%です。

この記事では、優待の中身と条件、業績と配当、そして「この優待は続きそうか」を整理します。私はまだ保有しておらず、買うかどうか検討している立場です。

優待の内容

保有株数 ①から1つを選ぶ(1回あたり) ②施設割引券(1回あたり)
100株〜499株 1,000円相当 1,000円券2枚
500株〜999株 3,000円相当 1,000円券6枚
1,000株以上 5,000円相当 1,000円券10枚
  • 基準日は3月末と9月末の年2回で、①と②の両方がもらえます。保有期間の条件はありません
  • ①は、通販で使える優待割引券、ベルーナネットで使える優待ポイント、自社が扱う食品・ワイン・日本酒から1つを選びます。スマートフォンなどかはがきで申し込みます
  • ②の施設割引券は1枚1,000円引きで、2枚まで一緒に使えます。ホテルの宿泊とディナー、飲食店のディナー、ゴルフ場の土日のプレー代に使えます(ランチや日帰りの温泉には使えず、一部の施設は対象外になることがあります)
  • 3月末の分は6月下旬に届いて7月から12月末まで、9月末の分は12月上旬に届いて12月から翌年6月末まで使えます

株数ごとの利回り

株数 金額 年間の① ①の利回り 年間の②(額面)
100株 9.96万円 2,000円相当 約2.01% 4,000円分
500株 49.8万円 6,000円相当 約1.20% 1万2,000円分
1,000株 99.6万円 1万円相当 約1.00% 2万円分

※金額と利回りは2026年8月7日の終値(株予報)で計算しています(9月30日の終値は確かめられませんでした)。②の施設割引券は、使える場面が限られるので、利回りには含めていません。配当(年39円の予想)は約3.92%です。

100株が最も効率がよく、①だけで優待の利回りは約2.0%、配当と合わせて約5.9%です。ベルーナのホテルに泊まる人なら、②の施設割引券も使えます。

業績と配当

決算期 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株配当
2025年3月期 2,108.56億円 118.87億円 132.55億円 87.97億円 29円
2026年3月期 2,180.98億円 164.78億円 162.74億円 115.42億円 38円
2027年3月期(会社予想) 2,210億円 175億円 165億円 120億円 39円

※決算期は3月です。

2026年3月期は、売上高が約3%増え、営業利益が約39%、経常利益が約23%、純利益が約31%増えました。今期も、営業利益が約6%、純利益が約4%増える予想です。7月31日に発表した第1四半期(4〜6月)は、売上高が約3%増え、営業利益は約22%減った一方、経常利益は約9%、純利益は約27%増えました。中間決算は11月の予定です(目安)。

配当は中間と期末の年2回で、29円(2025年3月期)から、前期は38円に増やし、今期は39円(19.5円・19.5円)の予想です。配当性向は30%ほどです。自己資本比率は約44%、PERは約8倍、PBRは約0.6倍です。

この優待は続きそうか

優待の重さ(推定):優待は自社の通販の割引券や商品、自社のホテルの割引券で、本業に結びついた形です。利益の規模(年110億円を超える純利益)に比べれば、負担は小さいと考えられます(推定)。

変更の歴史:通販の割引券などに、ホテルなどの施設割引券を組み合わせた形の優待です。

配当の歴史:前期に大きく増やし、今期も増やす予想です。

まとめると、業績は伸びていて、配当も増やしていて、優待も本業に結びついた形なので、すぐなくなる材料は少ないと見ています(推定)。

同じ業種の銘柄と比べると

このブログで取り上げた小売業の銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
ベルーナ(9997) 100株 9.96万円 約2.01% 約3.92%
トップカルチャー(7640) 500株 9.9万円 約2.02% なし(無配)
チヨダ(8185) 100株 10.03万円 使い方で変わる 約5.38%
和心(9271) 100株 10.03万円 約1.99% 約1.2%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、ベルーナが約5.9%で、利回りを比べられる3社の中で最も高くなっています。

同じような優待がもらえる銘柄と比べると

ベルーナと同じように、買物券や商品券などがもらえる銘柄のうち、優待を受け取るのに必要な金額が近い3社と並べました。表の銘柄名から、それぞれの記事を読めます。

銘柄 優待に必要な株数・条件 金額 優待利回り 配当利回り
ベルーナ(9997) 100株 9.96万円 約2.01% 約3.92%
中央経済社HD(9476) 100株 9.87万円 約4.05% 約1.32%
天満屋ストア(9846) 100株 9.81万円 約2.04% 約2.04%
イズミ(8273) 100株 9.55万円 約2.09% 約3.14%

※金額と利回りは、それぞれの記事で計算した、最も少ない株数(条件)の値です(株価の日付は記事ごとに違います)。権利月や保有期間の条件も銘柄ごとに違うので、目安として見てください。

優待と配当を合わせた利回りは、ベルーナが約5.9%で、表の4社の中で最も高くなっています。必要な金額は4社の中で最も大きくなっています。

3月29日までに買うと

2026年9月末の分は過ぎたので、次の基準日は2027年3月末で、権利付最終日は2027年3月29日(月)です。この日までに100株以上を持っていれば、①の1,000円相当と施設割引券2枚、期末の配当(予想19.5円)の対象になります。保有期間の条件はないので、今から買っても対象です。

これからの予定

ベルーナの、これからの主な予定をまとめました(2026年10月時点)。

時期 予定
2026年11月(目安) 中間決算の発表
2027年3月29日(月) 権利付最終日(2027年3月の基準日)

※「目安」とした決算の発表時期は、上場会社が期末から45日以内に決算を発表するのが目安とされていることなどから見たもので、会社が日付を出しているものではありません。予定は変わることがあるので、会社の発表で確かめてください。

優待の受け取り方・使い方のコツ

ベルーナの優待を受け取るときと、使うときのポイントをまとめました。

  • 割引やクーポンには、使える期限や回数が決まっています。届いたら、期限をスマホや手帳に控えておきましょう。
  • セール品など、割引の対象にならない商品がある場合もあるので、使う前に条件を確かめておきましょう。
  • 宿泊の割引は、予約のときの使い方が決まっていることが多いので、予約の前に、届いた案内で使い方を確かめておきましょう。
  • NISAの口座で買った株でも、優待は受け取れます。

※使い方は一般的な例です。くわしくは、優待に同封される案内や会社の発表で確かめてください。

この銘柄が向いている人・向いていない人

ここまでの内容をもとに、ベルーナの優待が向いている人と、向いていない人をまとめました。

向いている人

  • ベルーナの通販で買い物をする人や、グループのホテルに泊まる人(通販の割引券などと、施設の割引券です)
  • 10万円以下の資金で優待を始めたい人(100株で約9.96万円)
  • 配当もしっかり受け取りたい人(配当利回りは約3.92%)

向いていない人

  • 短い期間で売買したい人(優待と配当は、長く持って受け取り続けるものです)
  • 値下がりのリスクを取りたくない人(株価が下がると、受け取る優待と配当以上に損をすることもあります)

※このブログの見立てです。最終的な判断は、ご自身の考えや資金の状況にあわせてお願いします。

よくある質問

Q. ベルーナの株主優待は、何株から受け取れますか?

A. 100株以上を持つと受け取れます。100株の金額は約9.96万円です(2026年8月7日の終値で計算)。

Q. 優待は、いつまでに買えば受け取れますか?

A. 2026年9月末の分は過ぎたので、次の基準日は2027年3月末で、権利付最終日は2027年3月29日(月)です。

Q. 優待は、いつ届きますか?

A. 3月末の分は6月下旬に届いて7月から12月末まで、9月末の分は12月上旬に届いて12月から翌年6月末まで使えます。

Q. 配当は、いくらですか?

A. 配当は年39円の予想で、利回りは約3.9%です。

Q. 優待がなくなる心配はありませんか?

A. 将来の優待を約束するものではありませんが、このブログでは、業績は伸びていて、配当も増やしていて、優待も本業に結びついた形なので、すぐなくなる材料は少ないと見ています(推定)。くわしくは「この優待は続きそうか」の章で整理しています。

あわせて読みたい

同じく、通販サイトでも使える割引券の優待がある会社は、サックスバー ホールディングス(9990)の株主優待でも書いています。

優待をやめたり減らしたりした会社に先に出ていたサインは、株主優待をやめた・減らした会社に先に出ていたサインで整理しています。

まとめ

  • ベルーナの優待は、3月末・9月末に100株以上で通販の割引券や食品など1,000円相当と、施設割引券2枚
  • ①だけで優待の利回りは約2.0%、配当と合わせて約5.9%
  • 施設割引券は、ホテルの宿泊やディナーなどで使える
  • 前期は大きく増益、今期も増益の予想
  • 配当は39円の予想(約3.9%)、PBRは約0.6倍

ベルーナは、通販とホテルで使える優待と、高めの配当がある会社です。中間決算で、伸びが続くかを確かめながら考えたい銘柄です。

※この記事は公開情報をもとに整理したもので、投資を勧めるものではありません。株価は2026年8月7日の終値で、日々変わります。優待の内容は変更されることがあるため、必ず会社の発表をご確認ください。

出典

  • ベルーナ 株主優待(楽天証券・松井証券:株数ごとの内容、選べる品、施設割引券の使い方、届く時期と有効期間)、ベルーナ 招集通知(本社)、ベルーナ 2026年3月期 中間期 決算説明会資料(新しいホテル)、ベルーナ 月次売上高のお知らせ(事業の分け方)
  • トレーダーズ・ウェブ(業績の推移、今期の予想)、ベルーナ 2026年3月期 決算短信(配当と配当性向)、2027年3月期 第1四半期決算短信(第1四半期の業績、自己資本比率)、株予報(PER・PBR)
  • 株予報(2026年8月7日の株価)
  • 大和インベスター・リレーションズ「株主優待ガイド」