SDエンターテイメント(4650)はRIZAPグループ(2928)の子会社です。フィットネスクラブやピラティススタジオ、保育園、就労支援施設、習い事教室といったウェルネス事業を主力に、健康食品や北海道グルメのECサイト「Northern LABO」も運営しています。
優待利回りは40%。100株の投資金額が2.6万円ほどです。ここまで当ブログで見てきた高利回り銘柄とは、少し性格が違います。
目次
- 優待の内容は2本立て
- 「割引券」ではなく「商品と交換」できます
- 優待の内容が頻繁に変わっています
- 無配であることは前提に
- まとめ
優待の内容は2本立て
権利確定日は3月末日の年1回、100株以上が対象です。内容は次の2つで構成されています。
- ①優待ポイント(1ポイント=1円相当) — ポイント相当額を自社ECサイトの値引きクーポンとして使うか、自社およびRIZAPグループの商品と交換するかを選べます
- ②自社ECサイト「Northern LABO」の割引券 — 北海道グルメなどの購入に使えます
100株の場合、①と②を合わせた金額換算はおおむね1万円台前半になります。株価260円前後で計算すると投資額は約2.6万円なので、優待利回り40%という数字が出てきます。
保有株数ごとのポイント数や割引券の金額区分は年度によって変わっているため、購入を検討する際は会社のIRページで最新の区分を確認してください。
「割引券」ではなく「商品と交換」できます
ここがこの銘柄の重要な部分です。
当ブログではこれまで、優待利回りランキング上位の銘柄を分解してきました。ラクサス・テクノロジーズ(288A)の255%はブランドバッグのサブスク割引、Aoba-BBT(2464)の79%は教育プログラム割引、レダックス(7602)の178%は中古車の値引き券。いずれも「自社サービスにお金を払う人」にしか価値が生まれない割引券でした。
SDエンターテイメントの優待ポイントは、値引きクーポンとして使うだけでなく商品そのものと交換できます。カタログにはRIZAPグループのプロテインや低糖質食品、化粧品、雑貨などが並びます。追加の支出をせずに現物を受け取れるという点で、上の3銘柄とは性格が違います。
もちろん「もらった商品を自分が使うか」という問題は残ります。プロテインや低糖質食品に興味がなければ、額面どおりの価値にはなりません。それでも「使わなければゼロ」ではなく「使わない商品が届く」で済むぶん、実質価値の下限は高くなります。
高利回り銘柄を見るときは、その利回りが「割引券」でできているのか「現物」でできているのかを先に確認すると判断が早くなります。
優待の内容が頻繁に変わっています
注意点として、この銘柄は優待の内容が動きやすい部類です。
もともとは年2回(9月末・3月末)の優待ポイントでしたが、年1回に変更されてフィットネス施設の利用券が追加されました。その後も、優待ポイントを減額する代わりに自社ECサイトの割引券を追加するといった見直しが行われています。
優待情報サイトの記載が追いついていないことがあるので、古い記事の数字をそのまま信じないほうがいい銘柄です。権利を取る前に会社の開示で現行の内容を確認してください。
無配であることは前提に
配当は出ていません。優待を使わなければリターンはゼロです。
また親会社のRIZAPグループ(2928)も3月末に優待を実施していて、chocoZAPの割引などが含まれます。親子で同じ権利月に優待がある構造なので、グループのサービスを利用している人なら両方を検討する余地があります。ただし2社とも同じグループの業績に連動するため、分散の観点では重複します。
まとめ
SDエンターテイメントの優待は100株・約2.6万円で、優待ポイントとNorthern LABOの割引券。優待利回りは40%前後という高い水準です。
他の高利回り銘柄と違うのは、ポイントを商品そのものと交換できる点です。追加の支出をしなくても現物が受け取れるので、実質価値の下限が高くなります。
ただし無配で、優待の内容が頻繁に変更されています。RIZAPグループの商品を使う習慣があるかどうかと、最新の優待条件の確認。この2つを済ませてから判断してください。
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※本記事は公開情報を整理したもので、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価および優待条件は執筆時点で公表されている情報に基づいています。優待内容は会社の裁量で変更される可能性があるため、購入前に必ず最新のIR情報をご確認ください。