高校の英語の先生でみんなから嫌われていた先生がいました。
どこにでもいますよね、ほどほどに中年で口うるさい先生。その先生も例に漏れず嫌われていたのですが、いつも同じことを話していました。
「いいかお前ら、俺のことは嫌いでもいい、でも英単語だけは一個でも多く覚えろ」
「これは俺の試算だけど、お前たちの年齢で英単語を一つ覚えると年収が高い職業につけるかのう背が上がるから、単語一つ覚えるごとに500円の価値がある」
ははー、そんなもんかと思っていた当時の私は落ちこぼれだったので、毎回英語のテストは赤点だったのですが、英単語が500円という言葉だけは耳に残っていました。
あれから、早二十年弱が経ち、英単語はどんどん頭から抜け落ちていきました。
ここ最近はお金を稼ぐという行為と自分の時間を切り売りするという行為のバランスに頭を悩ませることが多くなりました。
お金は二千兆円欲しい。でも一日は24時間しかない。なんなら睡眠時無呼吸症候群で普通の人よりも多めに寝ないと頭が働かないので一日は20時間くらいしかない。
どうしよう、どうしようと思った時に、健康はいくらだろうか、健康になるとものすごく得なんじゃないだろうかと。
一年半ほど前、リングフィットをやり続けている時は体重も順調に減ったし、毎日どこかしら筋肉痛だったし、なによりメンタルが安定していた。
人間の心やのうというのは、体と切っても切り離せないと感じたものだ。
そのリングフィットも一日あき、一週間あき、いつの間にか埃をかぶってしまった。
今回は節約の一環としてリングフィットを再開することにしました。一回分でいくら得するだろうか。
どれくらい続くだろうか。自分との戦いである。