大学院に行ってMBAをとりたかった
30歳になり、自分がこの後の人生で何をしたいのか、できるのかと考えたときに、理想の選択肢にリーチするためには、現在の延長線上では届かないことに気がついたのが数ヶ月前。その選択として転職や、異動や色々と考えた結果、自分にはアカデミックな体系的な知識が不足していることに気づいた。
ビジネスの実社会で起きることっていうのは、だいたいアメリカの偉い人が、多くの企業をサンプリングし、統計的にこうだよって答えがでたことばかりだというのにようやく気付いたのである。
なにそれ、チートじゃん、そんなん勉強するにかぎるじゃん。というのが志望の動機。だいたい志望動機なんてやましいことしかない。
受験、そして不合格
思い立ったのは昨年9月、そして受験は11月。12月に発表。一次試験で無事落ちる。さすが最も人気なMBAのひとつと言われる早稲田ビジネススクール(通称WBS)付け焼き刃ではなんともならなかった。
秋に落ちてももう一回春に受けて合格すれば同じ4月に入学できるんだけど、MBAや大学院の入試の本を読めば読むほど受かるかどうかとか、受ける意味あるのかなんて考えて迷走してしまった。
MBAを取ることが目的に、手段が目的になっているから一旦距離をおこう。これが現在の私の回答である。
何浪でもしようじゃないか
大学受験と違うのは、今の私には定職があり、やる気さえあれば何度でも受験に挑戦できるという点だろう。一回で4万円弱かかる受験料もちょっと高い受験というアトラクションだと思えば払えない額ではない。
だから私はMBAをとることが目的でなく手段となった時に再度受験しようと思う。
人間とは最も怠惰な生物だ
こうして時は経ち、白髪が増え人間は死んでしまうのだろう。水は低きに流れるというように、私の意志は水よりも流動性が高いので、あっという間に安易な方にながれてしまうだろう。
いざ受験をしようとした時に(そう思うかも甚だ疑問だが)、知識も経験もなにもかも持っていない丸裸の状態になってしまうのではないか。
それが、このブログで、初めてと言ってもいいくらい長文を書いている所以だ。
これから、最低でも週に一度は今の自分が興味関心がある書籍を読んでその感想を書くことにする。キリがいいので、月曜日の朝8時に予約投稿する。
もし更新されなければ、死んだと思ってもらって構わない。
他人の大学院の研究計画書が読める
そんな初回はこの本を紹介したい。私の春受験でもまぐれで受かるかもなーという思いをぶち壊してくれた本だ。
大学院の受験を受ける際に必ず必要となる研究計画書がいくつも事例として出てくる。それを書いた人がどんな人となりで、どこにビジネスの行き詰まりや疑問を感じ、学びたいと思ったか。そしてその人は今後のキャリアプランをどう考えているのか。そのあたりが深く読み取れて、読みものとしても大変に面白い。
面白いとかいってる場合じゃないんだけどね。自分のキャリアプランをしっかりと自分自身と向き合って築きあげていく、それがなによりも重要だということを学びました。
キャリアプランの核となりうるものは、この年だと往々にして内在化しているものである。私は何にワクワクし、何に憤りを感じたか、今一度再考する必要がありそうである。
いつまでもおっぱいおっぱいと言っていてはいけないのである。