とりあえず食ってみる

気になるモノは食ってみる、気にならないモノもとりあえず食ってみる

いのちスケッチという電通の地方創生映画を見たので感想をつらつらと書きます

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いのちスケッチとは福岡県大牟田市の実在の動物園と、実在の没漫画家をくっつけてフィクションにした映画である。

 

関東近郊では、12/30現在、関内の横浜シネマリンでしか見ることができない映画である。

 

福岡県大牟田市出身の私としてはいてもたってもいられず、前売り券を買ったはいいものの、なかなか見に行ける時間に上映していなく、ようやく見ることができた。

 

会場は関内駅から歩いて10分の雑居ビルの地下一階。幅の狭い階段を恐る恐る降りていくと白を基調にした綺麗なミニシアターが現れる。

 

入り口で売っていた燻製のミックスナッツが美味しそうだったけど、晩御飯は孤独のグルメにもでた行きつけの中華料理屋にいくことを決めていたから我慢した。

 

5、60人でいっぱいになるだろう座席は三分の一ほどが埋まっており、方々で福岡のどこ出身か、大牟田市に行ったことがあるなどといった地元話に花が咲いていた。

 

そりゃそうだ、大牟田に関係のある人じゃないと場末の映画館まで話題にもなってない映画を見に来る人はいないだろう。

 

御多分に洩れず私も、私に連れてこられた妻も大牟田の関係者と言えるだろう。

 

映画は始まった。シネコンと違い見たくもないCMを延々と見せられることはなく、一風変わった映画の予告が数本流れ本編が始まる。

 

主人公の漫画家志望の青年が暮らすぼろアパート。おっさっそく大牟田か!どこだどこだ、と思ったらスカイツリーの遠景がうつされがっかりする。

 

物語は淡々と進んでいく、大牟田のゆめタウンで中学生がカツアゲされている姿や、商店街がすべてシャッター街になっている姿は出てこない。

 

築町の誰もいないイルミネーションも(今年もやってますかね?)大牟田川のゴミも出てこない。そこに出てくるのはキラキラとした海岸線と、静かな街並みだけだった。

 

見終わった後、大牟田に帰りたくなる人や、行ってみたくなる人ばかりだろう。ツイッターで検索するとニュースがひとつ出てきた。

 

「いのちスケッチ」効果 吉田 賢治|【西日本新聞ニュース】

炭鉱閉山後の寂れゆく市ではなく、人と動物の命に優しい市として描かれた古里の姿に「こんなにいとしいまちなのか」と多くの市民が自信を取り戻した。

 地域活性化が目的の「ご当地映画」は全国で花盛りだ。もちろん興行なので収益を上げる必要があるし、その成否は経済効果の大きさで判断される部分もある。ただ「いのちスケッチ」は経済効果以上に、市民への心理的効果が大きいと感じている。

 

たしかに、そうたしかに!

 

言いたいことは全てニュースの記事が言ってくれていたので、以上です。