4月は毎年憂鬱だ。もう社会人になって10年以上たった私がそうなのだから、今年から社会人になった君たちはなおのことだろう。
毎年4月になると新卒向けのブログ記事が氾濫し、皆こぞったようにブクマしている。やれファイナンスはビジネスのキモだから新卒のうちから学んでおこうだ、億万長者になるためにはインデックス投資から始めてみようだとか、AIがどうだとかIoTだとか。この機会に古典にも触れてみようだとか、実際書いてるやつが読んでるのかわからないような本を10冊も20冊も紹介する記事が溢れてくる。
ひとつ言いたい。
うるせーーー!!
だまれーーー!!
勉強するために社会人になったんじゃない。金を稼ぐために社会人になったんだ。金を稼ぎたい。できるだけ楽して稼ぎたい。楽だけしたい。大体において社会人になって本を10冊読もうと思えばかるーく1年はかかるからね!それくらい精神力けずられるから、朝ちゃんと起きるのって!
え?仕事を通して自己実現?うるせぇ!
そんなやつに限ってベーシックインカムが始まったら真っ先に仕事をやめる。間違いない。絶対そう。
さて、意識高い人はここで読むのをやめて他にいってほしい。入社して初めての金曜日、歓迎会やら同期との飲み会にいかなかった人にぜひ読んでほしい、同期みんな●スと思ってる君に読んでほしい。
そう、そこの君だよ。
会社にいるおじさんたちが絶対に薦めない、楽に生きていく方法が載ってる本を選んでみた。
ちなみに下に行くほど会社や社会に絶望している人向け(上にあるほどやる気のある人向け)なので、もう入社した会社を辞めたとか、明日上司をブン殴ろうと思ってる人は下の本から読んでください。
1.バカでも年収1000万円
大体のビジネス書は、ざっくり言うとちゃんと考えて、ちゃんと頑張ろうっていうことをいろんな角度から言い換えたにすぎない。
この本はそうではない。
奥義(5)「夢や目標を捨て」て身軽になったが勝ち!
スキル(12)「ほしいもの・やりたいこと」がカンタンに手に入る方法
などなどまゆつば物の見出しばかりだが、読み進めていくうちに納得することばかりだし、すぐに実践できることが書いてある。いや、実践できることしか書いてない。なぜなら著者は賢くないので難しいことは実践できないのだ。
2.人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
君の周りにもいるだろう。東大や京大出身の同期だったり、早慶のキラキラした同期。学歴はそんなでもないのに、すでに人事の社員と仲がいい社員。
極め付けはまだ4月2日なのに、同期と意味深な感じ腰に手を回しながら電車に乗ってくるやつ。
お前だ。今朝京浜東北線に乗っていたお前のことだ!(絶対に見てない)
いいか、大企業に入社したら始めの半年か一年くらいは研修だから昇進の差はつかないと思ってるだろうけど、研修を受ける前にすでに差が開いてるんだぞ!
お前はもう負けている!
弊社は入社後の配属先はコミットしていませんとか言いつつ、優秀な学生は希望の部署に配属されるからね。なんなら入社前に希望の部署のリーダーと何回も飲みに行ってるからね(本当にあった怖い話)
入社後、希望と違う部署に配属されて、これだから大企業は〜とか行ってる君、甘いよ!もう差はついている!
差をつけるやつというのはどういう仕組みなのかを解説し、自分も彼らが活用している(彼らは意図的にではないかもしれないが)錯覚資産を手に入れ活用する方法が書いてある。
つい最近読んだんだけど、思ったね。
これ学校で教えておいて欲しいって!
でも実際は教えてくれないから自分で学ぶしかない。知るしかない。知らないとそれだけで損をする。もう損はしないなんて言わないよ絶対。読んでみてください。挿絵とか入って読みやすく工夫してるけど、メンタルやられてる人にはちょい文字多めで辛いです。
3.ぼくたちに、もうモノは必要ない。
ミニマリストはみんな読んでいる本ですが、この本はミニマリストの人もミニマリストじゃない人も読むべき本です。
人と比べるから自分を不幸だと感じてしまう、それってどうなの?ということや、ものを持つことが幸せなの?とかとか。
社会人になって、一人暮らしを始めると、大きいテレビが欲しいとか、学生時代にバイトして頑張って買ったMacbookを新しいのにしたいとか、腕時計もポールスミスじゃなくて最低でもオメガにしたいとか。
そういうことを思うのは洗脳されている証拠です!
いいか目を覚ませ!自分の幸せは自分で決めるんだ!モノがなくとも何は無くとも幸せは感じることができる。日々の生活のコストが下がれば、いつ仕事を辞めてもいいなって思えるようになる。
そうすればこっちのもので、いつ死んでもいいなって思ったら人生うまくいくみたいな話のように、いつ辞めてもいいやって思えたら上司なんて滑稽なおっさんにしか見えなくなる。
このおっさんも家に帰ったら奥さんがいて、子供がいて大変なんだろうなぁ、週末はイオンに行くのかな?それともコストコかな?イケアかな?なんて考えが浮かぶようになったらもうあとは人生楽勝モードです。
え?課長は週末はイケア行くんですか。混んでて大変そうですね。いいですねぇ忙しそうで。羨ましいなぁ。充実した休日。私ですか?私はそんなとこいきませんよ。だってミニマリストだから行く必要がないんです!(車ないから行けないとも言える)
4.しょぼい起業で生きていく
最近youtubeのサブチャンネルで、月商100万くらいと明言し一部(主に私の心)をざわつかせたえらいてんちょうの本。
この本で学ぶことはたくさんあれど、生活の資本化だけ覚えておけばよし。あとは飲食店を開くも、会社員としてサラリーマンの特権を全力で行使するもよし。
私が実践しているサラリーマンの特権
・有給は全部その年に消化する(20日)
・朝起きれなかったら体調不良ってメールして二度寝する
・二度寝から起きたら近所のうまいとんかつ屋にオープンしてすぐに行く
・はじめて出張する土地は観光をしたいから、月曜日か金曜日にアポをとる(そして前泊か後泊して観光)
・なんなら出張の仕事をAMで終わらせてPMは観光する
・もしくは観光して余った時間で出張の仕事をする
サクッと普通の人生のレールに乗って大学まで出てしまうと、周りにちゃんとした人が多くなって、就職したり、結婚したり車を買ったり家を買ったりすることが当たり前に思えてくるけど、そんなことないからね。
みんな違ってみんないい、だし。私運転できないし。
一昔前、ホリエモンが失敗しないビジネスの4原則で、費用を極力下げるって言ってたけど、しょぼい起業はそのアップデート版とも言える。
生活の資本化を行えば、ビジネスにおけるコストは0の場合もあるし、下手したらマイナスにすることも可能だ。
文中に出てくるしょぼい喫茶店のエピソードはめちゃくちゃエモいし、4/12発売のえもいてんちょうの本も楽しみだし、えらいてんちょう界隈の人は、みんな楽しそうだなって思うし、まぜて欲しいなとおもいました。
ただの感想?
5.osaka.sora
なんかいつの間にか売れっ子になったイラストレーター/漫画家のわりと始めの方の本です。
大阪のデザイン事務所に勤務する同僚(男女)の普通の日々を切り取った漫画です。
これ読んでると、なーーーーんか、いいなぁって思えるのよなぁ。
よし、明日からも会社頑張ろうとか思って行くけど、それは大体間違いで出社して1分で家に帰りたくなるけどね。
最後に
同期をブチ●したくなっている君に少しでも届いただろうか。
どれか読みたい本はあっただろうか。
ぜひネットでもなんでも使って手にとって欲しい。
ただ、このブログの記事からAmazonに飛んで買おうとしているお前、そうお前だ。
だからダメなんだ!お前は!この!このこの!
少しでも安く買うためにメルカリで在庫がないか確認しろ。上記の本を持っていないかLINEで友達に聞け。
本は自分への自己投資だから、いくら使ってもいいんだとか言ってるやるは消えろ!自己投資なんて言葉を使ってるやつはいつまでも投資ばかりで回収しているのを見たことがない。
その投資、元本割れしてない?
無駄なお金を使うからこそ、生活が苦しくなり働かなきゃいけなくなり、辞めれなくなるからストレスももっとたまる。
少しでもストレスから遠ざかるために、メルカリで検索する手間くらい惜しまないようにしましょう。
とはいえこの記事が気に入ってくれたから、私のアフィリエイト収入になって欲しいという人はどんどんリンクを踏んでAmazonで買い物をして欲しいし、世の中はそういう矛盾を多分に含んでいるということをお伝えして今日のところは終わりとします。